準決勝でドイツがイタリアにゴールを入れられた瞬間、「あのー。3位決定戦のチケット持っている方、私の決勝のチケットと取り替えてもらえませんかね?」と頭をよぎった私。ドイツにベスト4まで来たなら決勝に行ってもらいたい! と思っていただけに、テンションの低下は否めません。でも、友人知人に注目選手(ジダンとガットゥーゾ!)も指南して貰いましたし、こんな機会一生に何度もないしね、と思い直して行って参りましたW杯決勝戦 at オリンピアシュタディオン。

 今まで5試合(ドイツ×ポーランド、スウェーデン×パラグアイ、チェコ×ガーナ、エクアドル×ドイツ、ドイツ×アルゼンチン)をスタジアムで観戦してきて、決勝だとさぞかし大変な騒ぎになるんじゃないか? と不安半分期待半分でしたが、スタジアムまでの道中では、後ろの座席からフランス国歌の口笛が控えめに聞こえただけで、ドイツ戦の日のようにSバーンの車内で大合唱なんてこともなく、とても静か。スタジアムに入ればイタリアもフランスもホームユニが青いし国旗のデザインも似ているから、パッと見どちらのサポーターが多いかもよくわからない…。若干フランスサポが多いような気もしますが、下手するとドイツユニ着用のドイツ人が両国のサポーターと同じくらいかそれ以上居るんじゃないのか? と思うくらいでした。今まで私が経験してきた試合の日の大混雑、大騒ぎは、ドイツ戦中心で観戦していたからか! と納得。

 

写真:チケットを探す人の数も、ドイツ×イタリア戦に比べたら少なかったんじゃないでしょうか。そんな中で「チケットをタダでちょうだい!」と書いた紙を持って佇むツワモノを2名発見。彼らは果たしてスタジアムに入れたんでしょうか?

 試合は前半は1点ずつ入ったしちゃんと見ていたのですが、後半に入った途端猛烈な眠気に襲われ...というのも、この日私は早起きして、Naoさんが記事に書かれているドイツ代表のファン感謝祭に行ったのです。ブランデンブルク門の前で、炎天下とサポーターすし詰め状態に5時間近く耐えながらも、ドイツ代表の姿を肉眼でガッツリ拝んで参りました。このファン感謝祭こそが、私にとっては云うなればW杯フィナーレ! だったこともあり、記憶がとぎれとぎれだったりします。(うう、勿体ない!)延長戦でジダンが赤紙を喰らった瞬間に、ようやく「わ、わ、わ、大変なことがぁ~!」と目が覚めました。その後はイタリアがボールを持てばブーイング、フランスにボールが渡れば喝采、とスタジアムが割れんばかりの歓声とブーイングの嵐に揺れ続け...。でも、イタリアは準決勝のドイツ戦と同様に観客のブーイングなどものともせず、PK戦をきっちり決めて優勝しましたね。おめでとう!



 結局、表彰式でもイタリアへのブーイングは続いていたのですが、次第にそれも大音量の音楽にかき消され、スクリーンには大喜びのイタリア代表とサポーターの姿が映り、「ちょっとやりすぎじゃない?」と思うくらい大量の紙吹雪や紙テープが吹き出し、花火も上がり...。私はそれをぼんやり見つめながら、1ヶ月間のお祭りが終わったんだな、と、しみじみしておりました。

 4年前、日本のTVで決勝戦を見ながら、「2006年W杯はドイツ代表の応援をしに行く!」と決心して現在に至るのですが、私をこの場まで連れてきてくれたドイツ代表と、この1ヶ月のW杯期間中に出会った全ての皆さんに感謝。次はユーロ2008があるじゃん! と、早くもどこぞから悪魔のささやきが聞こえてきておりますが、どうなることやら~。しばらくはW杯の思い出をモグモグ反芻しながら、心静かに過ごしたいものです。