日本の流行語大賞のように、ドイツでもその1年を象徴する「das Wort des Jahres(今年の言葉)」が毎年この時期ドイツ語協会(GfdS)から発表されます。

2006年を代表する言葉はやっぱり「Fanmeile(ファン・マイル)」!!さらに9位と10位にもW杯関係の言葉がランクイン。
今年のドイツはW杯一色でしたもんね。

ご参考までに今年のNo.10と過去10年の「das Wort des Jahres」をリストアップしますね。
全部わかった人はかなりのドイツ通!

<2006年のdie Woerter des Jahres>

1位 Fanmeile
2位 Generation Praktikum
3位 Karikaturenstreit
4位 Rechtschreibfrieden
5位 Prekariat

6位 Bezahlstudium
7位 Problembär
8位 Poloniumspuren
9位 Klinsmänner
10位 schwarz-rot-geil!
      

<過去10年のdas Wort des Jahres>

1996年 Sparpaket
1997年 Reformstau
1998年 Rot-Grün        
1999年 Millennium         
2000年 Schwarzgeldaffäre

2001年 Der 11. September
2002年 Teuro
2003年 Das alte Europa
2004年 Hartz IV
2005年 Bundeskanzlerin



2006年を象徴する10の言葉、聞き覚えのある言葉はありましたか?

1)Fanmeile
ファンマイルはW杯中に設置された、大型スクリーンで試合中継を観戦できるパブリック・ビューイング会場のこと。特にベルリンのファンマイル(ブランデンブルク門から戦勝記念塔(ジーゲスゾイレ)までの2,7km、6月17日通り)では100万人以上のドイツ代表ファンが歓声を上げました。
2)Generation Praktikum
報酬なし、またはごくわずかな給与をもらいインターンを頻繁に行わなければならない若い「インターンの世代」が今年は多くのデモを行いました。
3)Karikaturenstreit
預言者モハメットの風刺画が頻繁に紙面に掲載され、これを特にイスラム教徒が宗教心を傷つけるものであると批判、「風刺画論争」へと発展しました。
4)Rechtschreibfrieden
長年にわたる激しい論議の末、ドイツ語新正書法の論争にようやくとりあえず終止符が打たれました。(あまりに論争が長く結論がコロコロと変わったため、何が正しいのか余計わからなくなったと訴える市民が急増中です)
5)Prekariat
「下層階級(Unterschicht)」に対し新たに提案された呼称。
6)Bezahlstudium
多くの学生が大学授業料導入に反対しデモを繰り返しました。教育制度は州の決定事項なので、いくつかの州では1学期目から授業料がすでに導入されています。幸いベルリンはまだ授業料ゼロです。
7)Problembär
バイエルン州で家畜に危害を加え問題となった野生ヒグマ(愛称「ブルーノ」)がハンターにより射殺されました。狩猟協会には抗議が殺到。新聞には「ブルーノの死を悼む」と死亡通知も掲載されました。
8)Poloiumspuren
ロシアの元中佐変死事件は毒物による殺害だったのか?接触人物たちの足跡を辿っていくとハンブルクやロンドンで放射性物質ポロニウム210の痕跡が。果たしてこの変死事件とポロニウムの関連性は?まだ未解決、進行中の事件です。
9)Klinsmänner
2006年W杯ドイツ代表チームを率いたKlinsmann(クリンスマン)監督の追っかけファンはKlinsmannと「人々」を意味するMännerをかけて「クリンスメナー」と呼ばれました。
10)schwarz-rot-geil!
ドイツの国旗は黒(schwarz)・赤(rot)・金(gold)の3色。W杯中、ドイツが勝つとスポーツ紙には「Schwarz-rot-GEIL!!!」(Geil=cool、すっげー、サイコー!の意味の俗語)の文字が。W杯中は本当にこの「ガイル!!!」をよく耳にしました。ちなみに対イタリア戦後の見出しは「Schwarz-rot-HEUL!」(Heulはheulen(おいおい泣く)から派生。若者がメールなどで顔文字の変わりに*heul*と書きます。日本語の(涙)みたいなものですね)でした。