東西分断の時代、ベルリンには東西ふたつの中央駅がありました。
西にはベルリン・ツォーロギッシャー・ガルテン(動物園)駅。
東にはオスト(東)駅。
ツォー駅に至っては、プラットフォームが4つしかないという小ぢんまりとした駅で、テーゲル空港のコンパクトさ、もとい、みすぼらしさと併せて「首都としてどうなのよ?」という疑問がベルリンを訪れた人々の脳裏によぎっても仕方のない状況でありました。

これらの中央駅たちを統合する形で、1998年からもともとあった市電のレアター駅に1000億ユーロを投じ、拡張すること約8年。
5階建てのヨーロッパ最大の交差駅、ベルリン中央駅-レアター駅(正式名称。略称レアター)が5月26日にようやくオープニングを迎えました。


26日のオープニングには50万人が集まり、コンサートや光のイリュージョンで盛り上がったのです・・・が。
その後の通り魔事件で「どうなる?W杯の警備体制」などと話がすりかえられてしまった感のある話題駅です。被害者:36名。うち重症:6名。被害者の1人にHIV感染者がいたため、しばし騒然となっています。犯人は16歳の少年。泥酔後の犯行で、本当に覚えていないのだとか。重症の方の早い回復を祈ります。


さて、話を戻してレアター駅構内を探検しましょう!

総ガラスの天井からは自然光が燦々と降り注ぎます。向こうの方まで空がはっきりと見えますよね?
そしてもちろん、FIFAの「WM開催都市:ベルリン」の旗。











駅構内すぐの所に設置されているインフォ・スタンド。
もちろんサッカーボールのカタチをしています。
ここに綺麗な受付嬢を配置せず、太ったおばちゃんやおっちゃんを座らせているところが、なんともドイツw
ここで私は駅構内の地図をもらいました。
まるで空港や大きなデパートのような錯覚を覚えます。
もちろんテーゲル空港にそんな案内図はありませんがw


壁にデカデカとWM公式スポンサー・コカコーラ社の横断幕が。
「 1954年 ベルン
 1974年 ミュンヘン
 1990年 ローマ
 2006年 ここで」

ちなみにこの横断幕はポツダム広場にもあります。









さて、駅構内は5階建て、地下2階と地上2階部分がプラットフォームになっています。
間の3階にはフードコート(回転寿司もありw)やスタバの他、食料品、化粧品、薬局、書店、Virginレコード、旅行会社、美容院、洋服、靴などなど合計約80店舗が入居しています。営業時間は8時から22時、休業日なし。
ドイツでは日曜日はお店が閉まってしまうため、この「休業日なし」というのは本当にありがたいんですよ。

それでは最後に一番上の階へ行ってみましょう。

地上2階のプラットフォームには東西を結ぶ電車が止まります。
反対に地下2階は北南を結ぶ電車です。
ここを中心に東西南北いろんな所へ行けてしまいます。
例えばWM開催都市のライプツィヒにはICEという新幹線で1時間。
ハンブルクにも2時間半以内。
値段が高いこと、サービスが悪いこと、時間通りに運行しないことを除けば(裏を返した方が早いですねw)電車の旅も悪くないんですけどね。

とにかく広くて明るくて、やっと「ドイツの首都・ベルリン」に相応しい玄関口が完成したんだなぁとしみじみ思いました。
将来的には屋上に展望プラットフォームができるそうですよ。楽しみです。