最近よく耳にするのがこの言葉、テ・パン・ヤキィ。今晩テ・パン・ヤキィに行くんだとか、この間行ったどこそこのテ・パン・ヤキィは良かった、なんて風に使われます。

これはお察しの通り、日本語の鉄板焼なんですが、高級レストランのカウンター席で、じゅっと焼いてもらった霜降り牛を頬張る・・・なんて物ではもちろんありません。

ここで言うテ・パン・ヤキィは、最近中華レストランで人気の、ビュッフェ形式のメニューの一つです。

もともとこの辺の中華レストランでは、一律いくらで食べ放題の昼のランチビュッフェが、‘量が肝心’の(一部の)ドイツ人にとっても受けているんですが、それを夜の時間にも出す店が増えています。

そこでは従来の調理済みの料理の他に、手頃な大きさに切った生の食材が並べてあって、お客はそこから好きな食材を好きなだけ選んでお皿に盛り、指定の場所に置いておけば、後で調理人さんが大きな鉄板の上でじゅっと焼いてくれる、という仕組みです。

ちなみに味付けもお客さん次第で、サラダバーのドレッシングの様に、いくつも並べてあるソースやたれの中から好みのものを小鉢にとりわけ、食材と一緒に出しておけばいいだけです。ただしそうなると、出来上がって食べてみるまで自分で選んだ味が分からない、ということも起こります。「照り焼きソース」とか名前が書いてあっても、即座に味を想像できるドイツ人は余りいないと思うし。。。

テ・パン・ヤキィって日本料理なの?とか聞かれるんですが、答えは本当に微妙です。まあ言葉は日本語だけど、日本で食べるのとはちょっと違うし、でも日本でもそういう料理(炒め料理)はよくあるから、やっぱり日本料理とも言えるかも・・・なんて、しどろもどろ。

先日友達に誘われたので、珍しい物見たさに私も食べてきましたが、ドイツ人に感想を問われるとまた声が小さくなります。
美味しかった?って聞かれても、中華はどこで食べてもMSGの味しかしないし(←私的意見)、どうしても、あれはうちでも簡単に作れてしまう(だって炒めるだけ)という考えがあるから、わざわざ食べに行くほどの物でもないとか言いそうになるんですが、それではSpaßverderber(楽しい事に水を注すようないけ好かない人のこと)なので、色々な食材が楽しめて良いかもね、なんて言ってみたりして^^;

昼のランチが5ユーロ前後、夜でも10ユーロ程度の食べ放題は、それでもやっぱりドイツ人には海老・イカ・もやし・絹さや等のアジア食材を試してみるのにはいい機会ですね。