今日は復活祭前の木曜日(4/5)。キリストが最後の晩餐をしたという日です。

ドイツでは復活祭前一週間をKarwoche(カーヴォッフェ)と言い、宗教的に重要な日々となっています。
日曜日をPalmsonntag(パルムソンターク)、木曜日をGründonnerstag(グリューンドナスターク)、そしてキリストが十字架にかけられた金曜日をKarfreitag(カーフライターク)と呼びますが、この木曜日、この地方で食べるのがMaultaschen(マウルタッシェン)です。

Schwabenland(シュヴェービッシュ地方)の郷土料理でもあるMaultaschenはドイツ風ラビオリというか、餃子というか、とにかく皮(というには厚けど)の中に肉が入っている料理です。

この料理、実はStuttgartからもそう遠くないMaulbronn(マウルブロン)修道院の僧侶達が作り出したと言われています。断食期間に食べてはいけない肉を隠す為に、皮で包んだと…。
そんなにまでして肉食べたいか!?と言いたい所ですが、それは別としても、餃子タイプの料理は世界中にありますね。そしてこれがそのドイツ版、というところです。

そんなわけで、作りましたMaultaschen.

材料はまず肉を包む皮(Teigタイク)。これは伸ばす機械を持っていれば自分で作っても良いんですが、今回はもう出来てるのをスーパーで買いました。パン屋さんで事前に注文しておけば、もうちょっと薄くて美味しいけれど。

厚みは餃子の皮の3~4倍はありそう フードプロセッサーで楽ちん

中身ですが、子牛の肉を使ったBrätブレェートを使うのが一般的です。これは肉に香辛料や水分を加えて、ペースト状になるまで挽いたものですが、今回は普通の挽肉をフードプロセッサーにかけて自分で作ってみました。(Brät買いに行くのが面倒でしたのでw)

それから軽く茹でた大量のほうれん草、パセリ、玉ねぎを全部みじん切りにしたもの、そして卵。
そしてこれも出来るだけ細かく切り刻んだRauchfreisch(ラウホフライシュ・燻製した肉)を少し入れてスモーキーな味わいを加えます。

あと乾燥ハーブに塩コショウで味を調えておしまい。

皮の周りには卵をぬって 好みの大きさに切ります

この中身を、30x200cmくらいの広げた皮にまんべんなく塗りつけて、海苔巻きの要領で3回ほど畳みます。

茹るとちょっと膨らんで大きくなります

それを適当な大きさに切り分けて、静かな熱湯で約15分茹でれば出来上がりです。

Maultaschenの食べ方は色々ありますが、Gründonnerstagにはスープの中に入れて食べるのが一般的。

牛の骨髄 これで1ユーロくらい これはスープストック

というわけで、スープもちゃんと骨からとって作ってみました。

そして完成品。

いい出来!うちまで来てくれたらご馳走します(笑)

ちょっと面倒だけど簡単です。スープもよく出来て、あ~美味しかった。Lecker!!

ちなみに、日本の餃子と同じ様に、Maultaschenもスーパーや肉屋で一年中出来たのが買えます。