Frühjahrsputz

毎日暑くて(今日は29度!)掃除する気にもなれませんが、実は今大掃除の季節です。
日本の年末の大掃除に相当するのがドイツのFrühjahrsputz(Frühjahr春、putzen掃除する)で、名前の通り春に行われます。

イースター前くらいからスーパーの広告には掃除用品の特売のお知らせが出たり、新聞雑誌には〈いかに効率よく掃除をするか〉等の記事が載ったりして、ああ、またこの季節か・・・と思うのが恒例。

←うちの掃除道具です。誰か掃除してくれませんか?〈笑) 

でも、Schwabenlandのこの地方、実は何時も綺麗です。
外は勿論、家の中も大抵の家は良く片付いていていつ行ってもピカピカ。小さい子供の居るうちさえそんな感じなので、一体どうやってるんだろうと日本人の私たちは首を傾げます。

もともとこの地方の人々は綺麗好きというか、掃除好き?で有名です。
仕事を持つ人は大抵土曜日を〈掃除の日〉と決めて、一週間分の掃除をまとめてする人が多く、家に居られる時間が長い主婦(または主夫)なら曜日ごとに場所を決めて掃除したりします。

今日は木曜日だからお風呂場の掃除、明日は金曜日だから床の拭き掃除という具合に。

そんな具合でいつも綺麗だから、大掃除の必要なんて無いんじゃないかと思う私ですが、生粋のSchwaben(シュヴァーベン・この地方の人々)に言わせれば、Ordnung muss sein!ということで、意訳すれば「きちんとしなくちゃ」という感じでしょうか。

さてその大掃除、やる人はとことんやります。

まず天井から初めて、長いモップなどで蜘蛛の巣などを落とすのは勿論、平面部に着いた埃も乾拭きしてきっちり払います。

窓も勿論掃除しますが、カーテンも外して洗って、

それから棚の中の物を一度全部出して棚内部をくまなく拭き、出した物をこれまたひとつひとつ拭いてきちんと整頓して戻します。

家具の外面もいちいち拭いて(木製品はワックスとかかけるんでしょうね)、とにかく他の拭ける物も残さず拭きます。

寝室のマットレスと掛け布団、そして部屋の絨毯類は外に広げてはたいて日射消毒。(絨毯は洗うのかも?)

普段手の届かないたんすの裏なども忘れてはいけません。掃除機をかけて床は濡れ拭き。壁も例外に漏れず、掃除機で埃落としたり雑巾できっちり拭いたりします。

こんな感じで全部屋掃除するので、大抵一日一部屋が精一杯だそうです。(だろうなぁ・・・)

ここまではしないという人でも、春の掃除をしなくっちゃやっぱり落ち着かないというのが、この辺の人の心情でしょうか。
掃除なんてあんまりしてないよという人でも、家の中はやっぱり片付いてるし、私の日本語に来ているまだ若い学生の人でも、部屋はきちんとしてなくちゃ気持ち悪いという人が多く、ちょっとビックリです。

南ドイツのこの美しい町の風景も、人々のこんな気質が現れているのかも知れませんね。

でもどうしても理解できない事が一つ、犬のフン。

犬飼っている人結構いますが、散歩の時フンの始末する人は殆どいません。これだけ綺麗にしてて、何故?と声を大にして言いたいのは私だけではきっと無い筈。

みなさん南ドイツに来たら、周りの美しい景色にばかり目を奪われず、自分が歩く足の先にも気を付けてくださいね^^;
つづく