昨シーズン、ブンデスリーガ優勝を果たしたシュトゥッツガルトですが、今シーズンは上位に顔を出すこともなくリーグの真ん中あたりを行ったり来たりしています。チャンピオンズリーグでもグループリーグで6試合して1勝5敗の敗退。

 シュトゥッツガルトには各国の代表クラスが在籍していて、マリオ・ゴメス、ロベルト・ヒルベルト、トーマス・ヒッツルスペルガーなどのドイツ代表選手も何人か在籍しています。ドイツ代表選手は、チームのトレーニング以外にもドイツ代表レーヴ監督から週2,3回の追加トレーニングメニューが与えられています。6月にはユーロ本選が控えていることもあり、レーヴ監督はチーム作りの仕上げに入り、選手たちもメンバー入りを目指してアピールをしなければいけません。(シャルケのケヴィン・クラーニは、2006年ワールドカップ前にこの宿題を怠ったため代表から外された。)

null
<マリオ・ゴメス>

 ドイツ代表のチームマネージャー・オリバー・ビアホフは、「ヨーギ(レーヴ監督のあだ名)は常にチームの監督とコンタクトを取っているので、各チームと代表がうまく機能するはずだ。選手はもちろんリーグ戦で結果を残さなければならないが、ユーロに向けてすでに準備を始めなければいけない。ユーロで何を手にしたいのか、具体的に考えていなければいけない。」とユーロ制覇に向けて意気込んでいます。

null
<トーマス・ヒッツルスペルガー>

 そんななか、シュトゥッツガルトのチームマネージャー・ホルスト・ヘルトは、「リーグの最中なのに、すでに気持ちはユーロに行ってしまっている。レーヴ監督の追加メニューはうちのチームに合ったものでなければいけない。チームがレーヴ監督にあわせる訳にはいかない。現に選手に給料を払っているのはわれわれなんだから」とぼやいています。ヘルトがこうも怒っているのは、リーグ戦前期に行われた代表の試合で、上記のシュトゥッツガルトの3選手が無理をして、その後長期離脱することになってしまったから。シュトゥッツガルトのアルミン・フェー監督も、「選手たちはまず自分のチームのために結果を残すべきだ。マリオ・ゴメスやトーマス・ヒッツルスペルガーがこれ以上何をしろというのだ。」とオリバー・ビアホフを批判しています。

ハンブルクのフープ・スティーブンス監督
「選手たちがハンブルクのために結果を残すことのほうが、代表で結果を残すことよりも何倍も大事だ。」

バイエルンのオトマー・ヒッツルフェルト監督
「私の選手たちはどっちみち追加トレーニングをしている。ただし、良いか悪いかはそのやる内容にもよる。」
 
シャルケのミルコ・スロムカ監督
「われわれのトレーニングにこれ以上付け加える要素はほとんどない。」

何はともあれ、ドイツ代表の候補に挙がっている40名の選手は、ユーロ本選の23の枠を目指してアピールしていかなければなりません。