ライン川とモーゼル川の合流地点にあたるドイツのKoblenz(コブレンツ)という街には、ブンデスリーガ2部に所属するTus Koblenz(トゥス・コブレンツ)というサッカーチームがあります。チームカラーは青と黒。

 ドイツのサッカー・ブンデスリーガは1部と2部からなり、日本で言うJ1とJ2のような関係です。日本の高原選手はブンデスリーガ1部のフランクフルトでプレーしています。日本と違う点は、ブンデスリーガ2部の下位チームは自動的に3部リーグの上位チームと入れ替えになってしまう点です。昇格、降格をかけてどのチームも必死です。

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<コブレンツのホームスタジアム>

 コブレンツは数年前まで4部リーグに所属していたチームで、3部に上がって2シーズン目にはブンデスリーガ2部昇格を決めました。ブンデスリーガ2部に昇格したことで、ケルンやカイザースラウテルンといった伝統あるチームとの対戦が実現し、スタジアムに向かうファンの数も増えています。クロアチア人のミラン・ザジッチ監督は、コブレンツが4部リーグの時から指揮を取っていて、ファンの間でも人気があります。資金のないコブレンツは思うように選手の補強ができず苦戦はしているものの、ブンデスリーガ初シーズンを予想以上の成績で戦っています。

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<ゴールに沸きあがるファンたち>

 コブレンツはとんとん拍子で上がりすぎたためスタジアムの増築が間に合わず、メインスタンドも含め観客をあまり動員できません。立見席が多く、いつもぎゅうぎゅう詰めになります。それに比べて、今シーズン2部に降格したケルンやカイザースラウテルンは、ワールドカップで使用された大きなスタジアムを持っています。安心してみたいなら席を予約しましょう。

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<コブレンツの練習風景>

 基本的にブンデスリーガのチームの練習は一般に公開されています。この日のコブレンツの練習は、ボールを使ったフィジカルトレーニングやコーディネーショントレーニングでした。シーズンを通してパフォーマンスを維持するには、筋力の維持も欠かせません。ほとんどの場合、最後はゲーム形式の練習で締めくくられます。

 コブレンツは2007年3月現在、ブンデスリーガ2部で勝ち点32、18チーム中12位。降格圏とは7ポイント差あるが、残り8試合でブンデスリーガ初シーズンを残留できるかどうか。次はアウェイでケルンとの厳しい一戦が待っています。

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<コブレンツのケイタ>

 ちなみに、コブレンツにはKeita(ケイタ)と言うベルギー国籍の黒人選手がいます。苗字がケイタで、フルネームはザリフ・ケイタ。ケイタという苗字はアフリカではたくさんいるそうです。2006年のワールドカップドイツ大会に出場していたコートジボアール代表の11番もケイタという苗字でした。自分もチームメイトから「ケイタ」と呼ばれてますが、ある試合終了後、敵チームのアフリカ系の選手に「何でお前はケイタと呼ばれているんだ。ケイタってアフリカの名前なのに。」と言われました。