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<ルワンダのみんなと>

 ドイツサッカー協会(DFB)やラインラントサッカー協会(RFV)などの協力により、4月18日からドイツのKoblenz(コブレンツ)で外国人を対象としたサッカーコーチの講習会が行われました。内容はドイツC級ライセンスと同レベルで、外国人対象ということもあり、実技と講義はすべて英語で行われました。3週間弱の講習とテストを終えて、参加者はドイツC級コーチライセンスを取ることができました。参加者は、ルワンダから7人、そのほかにもポーランド、ブルガリア、グルジア、ボスニアなどからサッカー好きばかりが集まりました。


<授業風景>

 受講者はコブレンツのSportschule(スポーツシューレ)に泊まり、教室やグランドでの講習を受けました。スポーツシューレとは直訳するとスポーツ学校という意味だけど、実際は学校ではなくスポーツ総合施設。敷地内にさまざまなスポーツ施設や宿泊施設があり、地域の各スポーツ協会などが置かれている場合が多いです。ドイツ国内に20数箇所あり、オリンピック選手のトレーニング、地域選抜チームの合宿、さらにプロアマ問わずさまざまなスポーツの講習などのために使用されています。コブレンツのスポーツシューレにはRheinland(ラインラント)サッカー協会が置かれています。


<ストレッチ講習で痛がるルワンダのハサン>

 授業にはドイツ人の講師が入れ替わりで来ました。フィジオセラピーの授業にはU18ドイツ代表でフィジオセラピストをしているマティアスが来て講義と実演を行いました。プロチームではドクターと2,3人のフィジオセラピストがチームを組んでチーム全体のコンディションの管理を行っていますが、ドイツでは各アマチュアチームにも最低1人の専属フィジオセラピストがついています。彼らの仕事は、選手のマッサージからテーピング、試合中負傷した選手の治療、怪我人のリハビリなどさまざま。ドクターの診断を下に、選手をできるだけフィットした状態で試合へ送り出します。彼らは、治療などで選手と身近に過ごす時間が多いので、選手が監督やコーチには話さないようなプライベートな話も聞くことができます。選手のコンディションをフィジカル的だけでなくメンタル的にも管理する上で、こうした情報はコーチ陣にとっても貴重なものになっているようです。


<バーで観戦>

 講習期間中、チャンピオンズリーグやUEFAカップの試合もあり、スポーツシューレのバーや街のスポーツバーでみんなで試合を観戦しました。とにかくみんなサッカーが好きなので、これらの試合を見逃すわけにはいかない。あの選手が好きだの嫌いだの、今のプレーはいいだの悪いだの、あの選手のほうがあの選手よりもいいだの、とにかくサッカーを知らない人がこの集団に入ったら退屈することになると思います。


<ルワンダの仲間入り>

 ルワンダからは7人が参加していて、期間中よく一緒にいました。ルワンダの人口は800万人弱で首都はキガリという都市。公用語としてケニヤ・ルワンダ(ルワンダ語)、英語、フランス語が使われているそうです。ちなみにケニヤ・ルワンダで乾杯は「クルズィマ・ブガチュ!」。
 ルワンダでは1994年に大量虐殺などがあり、サッカー以外にもいろいろなことを熱く語ってくれました。話だけではわからないから、ぜひともルワンダに来てくれと言ってました。近いうちに行きます。

 参加者は、近い将来また会うことを約束してそれぞれの国へ帰って行きました。