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ドイツサッカー協会やラインラントサッカー協会などの協力により、ドイツのコブレンツで外国人を対象としたサッカーコーチのための講習会が行われました。
ルワンダ、ポーランド、ブルガリア、グルジア、ボスニア、日本などからの参加者は、約3週間にわたる講習でドイツのサッカーや文化を体験し、ドイツC級ライセンスを取得することができました。期間中、一緒にサッカーをしたり、ブンデスリーガなどを観戦したりする機会があり、どの参加者も本当にサッカー好きだということがわかりました。地元TuSコブレンツの試合も観にいき、すっかりコブレンツファンになっていました。

授業には数人のドイツ人コーチが訪れましたが、それぞれの国の意見を交換し合うことにより、ドイツだけでなくさまざまな国の様子をうかがうことができました。
例えば、日本のサッカー設備は世界的に見ても高い水準になっていますが、日本よりも人口が少なく設備の整っていない国々(ブルガリアなど)でも世界を相手に結果を残してきています。
これらのヨーロッパの小さな国々は、チャンピオンズリーグやヨーロッパ選手権はもちろんのこと、常に世界水準にあるヨーロッパサッカーに身をおいています。

一方、日本はJリーグができてから年々力をつけてはいますが、2006年のワールドカップで惨敗しここのところ多少行き詰まった感はあります。
日本人と体格が似ていて世界でも結果を残しているアルゼンチンやメキシコのように、日本も独自のスタイルを確立していく必要がありますが、サッカーに必要な根本的な要素を抜きにしていたらいつまでたっても世界を相手に対等には戦えないと思います。
勝つためには点を取り失点を防がなければいけませんが、そのために体を張って戦う、常に全力を尽くすといったことが日本のサッカーにはまだ欠けているように見えます。
テクニックのある南米の選手でもかなり激しいプレーや汚いプレーをしています。

自分のドイツやチェコでの体験談になりますが、選手たちは短い練習の中で全力を尽くし、居残り練習などはほとんどやることはありませんでした(やらなければいけない時もあるけど)。
また、試合や練習でも「戦え!」ということをよく言われました(その結果、チェコでは人生初のレッドカードをもらい退場しました)。
汚いプレーをしろというわけでなありませんが、日本にはまだ侍がいるのだと思わせるくらいの闘志が必要だと思います。
地理的にも孤立していて独自の文化を持つ日本ですが、「日本のサッカーはサッカーに似たスポーツだ」と言われないように、常に世界のサッカーを基準に考えていく必要があると思います。