Posted by: YUKO
ハジメマシテ、yukikoです。これから折に触れBerlinからの便りを発信していきたいと思っています、ヨロシクオネガイシマス ;)
さて、記念となる第1信は、今年5月14日に日本でCD「Sa Itte Miyo」のリリースを果たしたドイツバンド Wir Sind Helden (= We Are Heroes) へのインタビューをご紹介します。
(バンド情報はインタビューの後方に掲載しておきますね)

Wir Sind Helden

今回日本でCDをリリースするきっかけとなったのは?

ある好感のもてる小さなレコード会社が私たちの音楽を日本でも紹介したいといってくれたから! 私たちバンドのことをよく理解してくれてその上でやってみたいといってくれたの。

これまでに日本に来たことは?

まだ一度も行ったことはなくて、日本についてはTVや漫画や映画で知っている程度…是非一度訪れて色々見て回りたいな。

日本の文化や社会についてはどんな印象を持ってる?

私たちの目には日本ってとてもスタイリッシュで、生き生きとしていて色鮮やかに映る。年配の世代のどちらかというと厳しくて仕事中心の生き方への反動からなのかな。ヨーロッパと比べると日本の若い人たちはさらに極端に、そして多方面において彼らの在り方を表現しているように思える。もちろん音楽の好みにおいても。

CDの第1曲目「Sa Itte Miyo!」はなんと全ての歌詞が日本語!日本語で歌うってどんな感じだった?難しかった?面白かった?

とっても面白かった!でもかなり難しかったなぁ。それまで日本語を話したこともなかったし。ドイツ語には全然ないような音がいっぱいあるから、1つ1つの言葉の発音を練習しなきゃならなくて、ものすごく長い時間がかかったわ。だけど私たちの翻訳担当のナオコがとてもよくしてくれたの。彼女はとても辛抱強かった。

Wir Sind Helden CD Cover

日本のポップスやロックを聞いたことはある?

ドイツでは近年J-Rock、J-Pop、ビジュアルキーバンド(ビジュアル系バンド、ドイツで最も知られた日本音楽ジャンル)のファンがどんどん増えてる。ドイツ国内では最近「本物であること」「信憑性」「個人とシンガーとの統一性」がよりいっそう問われるようになってきているの。私たちのバンドも「本物」として評価されているし、私たちも自分たちによく当てはまっていると思っているの。だけど日本の流行りに沿ってドイツでもたくさんの若者がワイルドにコスプレをして歩きまわってたりもする。個人的にはこの現象を素敵だと思ってるの、だって私も日本のアニメや漫画のファンの一人だし、それに各々の個性をファンタジーあふれる形で表現するっていいことだと思う。

今よりもっと若い頃はどんな音楽やバンドを聴いてた?

10代の頃はシンガーソングライターばかり聴いてたわ。ボブ・ディラン、エルビス・コステロ、その他にもザ・ドアーズ、ジミー・ヘンドリックス、ジャニス・ジャップリン。小さいながら完全なるヒッピーみたいだった。それからディープにディビッド・ボーイ時代に突入したの。あの頃は彼に夢中だった :)。 その後はパンクロック、セックス・ピストルズ、レイモンズ。だけど他のバンドメンバーはそれぞれ全く異なったオリジンで、例えばキーボードのジーンはメタルばかり聴いていて、服装もぴったりしたズボンに長髪だったのよ。

例えば外国の友人にドイツを紹介するとして、どんなところを紹介する?

今の音楽シーンはそれ自体とっても面白いと思うな。Mia(ミア)、Tele(テレ)、Tocotronic(トコトロニック)…それに70年代や特に80年代の音楽を今一度聴いてみるのもそれだけの価値があると思う。80年代は芸術的な面で様々なことが起こった時代だし。Die Einstürzenden Neubauten(ディ アインシュトゥツェンデン ノイバウテン)、Ideal(イデアル)、DAF、der Plan(デア プラン)、Nina Hagen(ニーナ ハーゲン)、それに王道ポップのNena(ネーナ)…それから、ドイツってほんとにとても心をそそるような地形、風景にあふれていると思う。コンサートに向かう時は大抵電車で移動するんだけど、景色を見るにつれ、昔からドイツを描写する際よく使われる言葉をようやく理解するようになったの。「ロマンティック」「愛らしい」「夢想的な」。それになんといっても豊かな緑がそこかしこにあるんだもの!

日本の特に若い世代の人たち(Wir Sind Heldenと同世代の人たち)に、ドイツについて話すとしたら、どんなことを伝えたい?

日本の人たちがドイツについてどんな印象を持っているのかわからないけれど、私の感覚としては、北欧の国々とも比較となるくらいドイツもどちらかというとオープンで寛容で柔軟なほうだと思う。ドイツに来てみたらきっと楽しいはず!特にベルリンがお勧め。

ベルリンの何がそんなに素敵なのかな?

私はベルリンに恋しているわ!ここでは信じられないくらいいろんなことをして楽しめる。街はすごくいいクリエイティブなエネルギーに満ちていて、なんでも可能なの。生活するにもお金がかからないから、人生構想をするにはぴったり。街の人はお金を稼ぐことを第一としていないから、芸術や芸術家たちにとってはもちろんとても心強いの。ベルリンは巨大だけれど、Viertel(フィアテル)と呼ばれる複数の地区から成っているから、とてものどかだし、場所によってはあたかも小都市のようで、それでいて田舎くささとは一線を画している。

日本でコンサートを開く予定は?

もしも私たちの音楽を聴きたいと思ってくれる日本のひとたちがたくさんいてくれるなら、日本へ飛んでコンサートで演奏するのも考えられるわ。ただし、いくらかゆったりめにスケジュールや移動を組まないといけないだろうな。というのもポーラ(ドラム)と私の小さな息子フリードリッヒも一緒に連れていくことになるから。

最後に、「doitsujapan」愛好者のみなさんにメッセージをお願いします!

親愛なる「doitsujapan」読者のみなさん、私たちに関心をもってくれてとっても嬉しいです!私たち全員、日本のみんなが普段考えていること、好きな音楽、アイデア等にすごく興味津津なの。だから、私たちのホームページ(http://www.wirsindhelden.de/)を訪れて、イーメールアドレスを残してくれたり、ゲストブックコーナーに書き込んでくれたりしたら嬉しいな!

Wir Sind Helden

Wir Sind Helden って?
・ドイツベルリン出身、ヴォーカルのジュディス(女性)とギター&キーボードのジャン、ベースのマーク、ドラムのポーラ(3人とも男性)の4人編成
・ドイツ国内で知らぬ者はいない、CD総売上150万枚のドイツの代表的なポップバンド
・オーストリアやイギリス等ヨーロッパでも彼らの人気は広まっている
・メンバーのナチュラルで飾らないスタイル、独特な歌詞、耳に残るメロディー、ヴォーカルジュディスのチャーミングでおちゃめな個性が、彼らの愛される大きな理由でもある
・Wir Sind Helden Official Site : http://www.wirsindhelden.de/

日本のジャーナリスト、コンサート主催者の方々へ―
当ブログ内容、またWir Sind Helden に関心があり彼らへのコンタクトをご希望される方は当方宛ご連絡ください。
Email : indo@thomas-and-partners.com

Posted by: YUKO
Berlinと言えば?-Art。という答えが返ってくるほど、ドイツの中でも“ART”なイメージが強い都市Berlin。今回は、そんなアートな街、Berlinの「芸術の秋」をご紹介すべく、毎年秋に開催されるアートメッセを訪れてきました!



毎年9月の終わりから10月はじめにかけて5日間ほど、大小さまざまな“Kunst messe:アート見本市” が行われます。私がこの度訪れてきたのは、「ART FORUM」「PREVIEW BERLIN」の2つのメッセです。



ART FORUMの今年のテーマは“ABOUT BEAUTY”
あいにくの雨にも関わらず(逆に芸術鑑賞にはぴったり?)、たくさんの人たちがおとずれていました。来場者の服装もブーツやジャケット姿の人が多く、すっかり季節は「秋」のBerlinです。





世界各国からギャラリーがこの見本に地に訪れ、お抱えの画家やアーティストたちの作品を紹介、その場で販売もしていました。





将来の展示会や、顧客とコンタクトを結ぶ大事な機会。こういった機会の充実度合いがそのままBerlin=Artのイメージにつながっているのだということを改めて感じた2日間でした。10月はMuenchenのオクトーバーフェストが有名なドイツですが、Berlinの芸術週間も必見です!


各メッセのHP (英語+ドイツ語)
ART FORUM:
http://www1.messe-berlin.de/vip8_1/website/MesseBerlin/htdocs/art-forum-berlin/index_d.html

PREVIEW BERLIN:
http://www.previewberlin.de/


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Posted by: YUKO
去る9月13日、ベルリン・アレキサンダー広場駅前に新しい巨大ショッピングセンターがオープンしました。



なんでも、内装は20年代を模して作られたということですが、建物内に入ってみると意外とフツー。新しくてキレイというだけで、他のショッピングモールと大差ありません。「エレベーターが20年代なんだよ」と友人に指摘され、よく見てみると、エレベーターのドアの上の表示が針で一階、二階、三階と表示するクラシックなもの(アドロンなんかのホテルにもありますね)。それだけですかー?指摘されないと気づかない程度のプチ20年代ぶりでした。

ちなみにオープン日は大手電化製品メーカーの「メディアマルクト」がオープニングセールを行い、長蛇の列ができたということです。実際は長蛇の列などと可愛い言葉で表せるようなものではないほどのパニックだったそうですが。初日から店の窓ガラスが割れ、エスカレーターまで故障する騒ぎになったそうで、警官まで出動する事態に陥ったという話も聞きました。
翌日には、各地方紙にトップで取り上げられたほか、店内の様子がYou Tubeにアップされました。

メディアマルクトに押し寄せる人々

ちなみに、筆者おすすめのお店トップ3は、

1ROXY
サーファー向けのお店ですが、秋冬物も充実。ハリウッドのお洒落な青春映画に出てきそうなデザインの商品が多く、眺めているだけでも楽しい。凝ったスーツケースやバッグを探している人にもおすすめ。

2BERLIN BERLIN
スタイリッシュな店内で、他のお土産屋さんのようにゴチャゴチャしていない+わりとセンスのいい品揃え。
まとめてお土産を買いたい人向け。日本語の上手なスタッフがいました。

3VERO MODA
H&Mやザラに飽きてしまった人に。ロープライスだけど長く着られそうな服が多いです。
秋冬物は60年代が中心。

ワースト1に輝いたのは香水・コスメを扱う「ダグラス」。レジは遅いし、スタッフの対応は悪いしで、他の支店はどうか分かりませんが、サービス業に向いていないドイツ人を具象化したようなお店でした。



アレキサンダー広場の反対側には、2006年W杯に合わせて店舗を拡大工事したライバル店のカウフホーフが睨みをきかせています。アレクサVSカウフホーフの勝負はいかに!?

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Posted by: YUKO
去る8月25日~26日に行われたアート好きにはたまらないイベント、Lange Nacht der Museenに行って来ました!この度はYUKOに変わり、研修生のTomomiが担当させていただきます。宜しくお願いします。



Lange Nacht der Museen, 直訳すると「博物館の長い夜」になるのですが、内容は本当にその名の通り、“夜の博物館めぐり”。年に2回開催される企画として恒例化されており、このコンセプトを真似る街(ハンブルク、ケルン、ウィーン等)もたくさん出てくるようになりました。
このイベントは今回でちょうど10周年!ということで、その内容の充実度には驚きの一言でした。参加施設は110以上、Berlinの博物館からアーカイブ、記念館などが25日の18時~26日午前2時まで1枚のチケット(前売り:学割8ユーロ、通常12ユーロ)で見放題、かつそのチケットがBerlin内の全ての地区、全ての交通機関(地下鉄、国鉄、トラム、バス)の切符にもなっているというお徳さ。ツアーも組まれ、参加したいルートにあわせてバスが定期的に運行されるなど、とても効率よく周れるような配慮があったのにも大変感動しました。

このイベントの発信地だったBerliner Rahthaus。当日券の発券所や、地元Berlinのラジオ局・新聞社など、各スポンサーが集ってイベントをサポートしていました。



クールなデザインが印象的なドイツのコーラ、アフリコーラの無料配布!意外と知られていませんが、実は「世界一のカフェイン含有コーラ」。お洒落なカフェやバーには欠かせない存在です。




満員のバス!18時のイベント開始時はどうしても込み合います。




若いアーティストのパフォーマンス、Liveなどもいたるところで見られました。

夜の12時過ぎ、Akademie der Künste のテラスから見るブランデンブルク門。



以上、短い紹介ではありましたが楽しんでいただけたでしょうか??
展示内容は全く同じなのに、またとない特別感を味わえる大変贅沢なこの企画。博物館の建物自体も、昼に見るのとはまた異なる雰囲気を纏い、私達を楽しませてくれます。年に2回といわず、これから回数をもっと増やしていただきたい!地元の人の話によると、Berlinに来るタイミングをこの企画の時期に合わせる観光客も多くいるそうです。皆さんもBerlinを訪れる予定を立てる際、チェックしてみてはいかがでしょうか?



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Posted by: YUKO
先週、7月12日から15日にかけて、ベルリンのブランデンブルク門前にて、メルセデス・ベンツ・ファッション・ウィーク ー2008 Spring&Summerーが開催されました!N・Yやパリに較べると、モードの発信地としてはまだまだ遅れがちな印象を与えるベルリン。「歴史においても、ファッションの世界でも、ベルリンはいつも発展途上。でも、だからこそ新しいモノを生み出す力がある」と力強く語るのは、ベルリン在住のデザイナー、デジレ・クラインさん。今回のファッションウィークにも参加し、アレキサンダー広場のショールーム「Apartment Showroom」では、新進気鋭のデザイナー仲間と共に、2008年春夏コレクションを展示。早速、彼女のブースにお邪魔し、ショート・インタビューに答えてもらいました。



YUKO(以下Y):2008年春夏コレクションのコンセプトを教えてください。

デジレ・クライン(以下K):シンプルなラインに、手芸的要素をたくさん取り入れています。たとえば、ガーゼ素材の切り替えが入ったシャツや、紐を編んで作ったベルトなど。見た目はさっぱりしているけど、ディテールに凝っている作品が多いですね。

Y:ベルリンのファッション、モードの世界についてはどう思いますか?

K:周囲のデザイナー作品を見ると、なかなか面白いものを作っているなあと思います。でも、ベルリンのデザイナーは、というよりクリエイターは、皆ひとりひとりがやりたいことを追求しているんだけれども、仲間同士の、横の繋がりが希薄な気がしますね。だから、マネージメントや財政の面で、勝手が分からずに苦労している。そういうところを、今後もっと改善するべきですね。

Y:今回のファッションウィークは、メディアでもかなり話題になりましたが、パリやNYに較べるとベルリンは、モードの世界で遅れがちな印象を与えます。クラインさんはそのあたりをどうお考えですか?

K:パリやNYには歴史的な土壌がありますから、ベルリンは(モードの面で)遅れていると見なされても仕方ないのかもしれません。ベルリンは歴史的な面から見ても、ファッションにおいても、いつも発展途上です。でも、だからこそ新しいモノを生み出そうとする力があるし、デザイナーだけではなくて、ありとあらゆるクリエイターが集まって来る。とてもいい刺激になります。

Y:日本ではヴィトンやディオール、プラダ、最近だとクロエやバレンシアガなど、有名ブランドが非常に人気です。デザインそのものより、ブランドのネームバリューを重視している人も多く居ますが、ドイツではどうでしょう?

K:ドイツでもそういう傾向はありますよ。ベルリンは違うけど(笑)。
どちらかっていうとドイツでは、高級ブランドのバッグを買うより、H&Mとかの安い服を大量買いして満足している子が多いですね。で、結局皆同じようなものを着ているという・・・・。安くてある程度可愛ければそれでよし、で済ませてしまうのはちょっと悲しい。私はザールブリュッケン出身なんですが、ティーン時代は、まあH&Mにハマっていた時代もありますけど、古着を着たり、おばあちゃんの服を着たり、いろいろ試していました。それからアムステルダムの学校でプロダクトデザインを勉強し、デザイナーになったんです。
将来は服のデザインだけでなく、他のデザインも手がけてみたいと思っています。

Y:貴重なお話をありがとうございました。


翌日、筆者は日本からいらっしゃったあるバイヤーさんにお会いし、お話を伺ったのですが、ベルリンのデザイナーによる作品は、個性的なものが多いけれど、一般の人向けに大量に売るにはあまり向いていないという難点もあるのだとか。クラインさんのお話を伺っていたときにも感じたのですが、技巧にこだわるところはとってもドイツ的。パリやNYの華やかさ、エレガントさとは一線を画したベルリンのモードを、皆さんはどう思いますか?クラインさんの作品は、HPでも紹介されているので、気になった方はぜひ訪ねてみてくださいね。

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また、トーマス&パートナーズは、ベルリンに買い付けに来られたバイヤーさんにショップや各地区のご案内をしております。どうぞご気軽にご連絡ください。

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