今回の取材に応じてくれたのは、2004年映画「Halbe Treppe」にも出てきた「17ヒッピーズ」。バンドを率いるクリストファ-・ブレンキンソップさんに、Berlinライフをテーマに質問してみました。

17ヒッピーズとは?


1995年に結成されたベルリン生まれのカルト・バンド。多数のメンバーからなり、ヨーロッパ内外で絶賛される。

彼らのライブ・コンサートは予想もしない驚きで満ちた瞬間の連続であり、クラブ、野外コンサート、映画の中、いずれもそのサウンドとエネルギッシュな上演で観客を魅了する。結成以来、1000回以上のコンサートをヨーロッパやアメリカ、日本などで行なってきた。

彼らが集まり、バンド活動を始めるようになったその歴史をひも解けば、まるで80年代ベルリンの音楽シーンの年代記を読んでいるような錯覚を覚えるだろう。

今日、13人のメンバーで舞台に立ち、典型的「17ヒッピーズ・サウンド」を繰り広げる彼らは、コントラバス、バンジョー、ウクレレ、ギター、などリズミカルなベースに、ヴァイオリン、ヴィオローネ、アコーディオン、クラリネット、トランペット、トロンボーンをメロディアスに重ね、彼ら独自の音を創り出す。もともとは東欧やフランス、アメリカの伝統的な音楽に刺激を受けて始めたものだったが、地元ベルリンの特色がよく出ている。アングロ・アメリカ系ポップ、ロックを背景に独自の伝統を探し求める17ヒッピーズ。時とともに自らの作曲も増え、またドイツ語、英語、フランス語と幅広く作詞も行なうようになった。

17ヒッピーズ オフィシャルHPはコチラ
17ヒッピーズ 日本初公演についての情報ならコチラ





「17ヒッピーズ」クリストファ-・ブレンキンソップに訊く、10の質問!


Q1.音楽を作ることは、あなたにとってどんな意味を持ちますか?

クリストファー・ブレンキンソップ(以下CB):音楽は、最もダイレクトに世界中の人々と通じ合うことのできる手段だと思う。心から心に伝わるからね。

Q2.これほど音楽と深く関わるようになったそもそもの契機は?

CB:決心して、「今から始めよう!」って思ったことは一度もないよ。いや、ちょっと待てよ・・・・うーん・・・音楽は僕にとっていつでも当然のように自分の一部だったんだ、そう言えるかな。

Q3.10代の頃のアイドル/お手本にしていた人は?

CB:ビートルズ、トリニ・ロぺス、ジョニー・クラッシュ、「ディープ・パープル」のジョン・ロード、クラシックではハイドン、モーツァルトなんかがそうだったね。

Q4.(話は変わって)ベルリンはあなたにとってどんな街ですか?

CB:ベルリンは・・・世界の縮小版。だから地下鉄ひとつでどこにでも行ける!

Q5.ベルリンでよく行くお店やレストランは?

CB:ファンタジーいっぱいのドイツ料理で僕のお腹を満たしてくれるのは、リューヒナー通りの「ヴァインシュタイン」、黒ビールとグリル料理ならプラーター・ビアガーデン、洋服はカスタニエン・アレー、靴はハッケッシャー・市場、ショッピングの合間にカフェするならやっぱり「インパラ」、シェーンハウザーとダンツィガー通りの角にあるよ。オーナー自ら豆を煎ってる。ケーキが美味しいのはコルヴィッツ広場の「アンナ・ブルーメ」かな。あと、クールなカクテルを出してくれるのはカスタニエン・アレ-の「カニ・マニ」。これはオーナーがその気になっていれば、だけど。

Q6.ベルリンに住むことで、あなたの音楽にもたらす影響はありますか?

CB:それは様々なものがあるよ。ベルリンで一日を過ごしてごらん、トルコやロシア、アメリカ、ドイツ、アラブの民俗音楽、ポップ、電車や自動車の騒音、テクノビート、消防車、ジャズ、この世界に溢れるいろんな言葉、いろんなものが聴こえるはずだ。この間なんて地下鉄で三味線を弾いてる人までいたんだから!

Q7.日本という言葉を聞いて最初に思い出すものは?

CB:日本にいる僕の友達の手厚いもてなし、東京の日常生活で見かける人々の親切さと落ち着き、豪華な料理、京都に行くときに新幹線の窓から見た富士山・・・・

Q8.オフの日の好きな過ごし方は?

CB:森の中で散歩!

Q9.10年後の自分はどうなっていると思いますか?

CB:10年たった分、大人になってると思う

Q10.最後に、ファンの皆さんに一言お願いします。

CB:また近いうちに会いましょう!できればベルリンでも会えたらいいな。

「ベルリンは世界の縮小版!」と言い切ったクリストファ-さんですが、私も全く、同感です。最近、一週間ほどある撮影チームと共に仕事をしたのですが、毎日各国の料理を食べに行ってもまだ選択肢に困らない。世界地図を壁に貼って、目隠ししてテキトーにダーツを投げても、ちゃんとその国の料理を出す店が見つかるといった具合。食でさえこうなんだから、ベルリンでリアルに聴くことのできる音楽にも、無限の可能性があるのでしょうね。

「17ヒッピーズ」日本でのコンサート:
日本の「Cicala Mvta(シカラムータ)」と共に2006年2月、高円寺club ROOTS!にて初公演を行なう。

今後の来日予定:
2007年に来日予定、詳細は未定。

「17ヒッピーズ」の最新CD:
最新CD「Hardcore Trobadors」がついに来週、日本にて発売開始です。
タワー・レコードなどお近くのCD店にてお求めください。




後記:

今回の文化ニュースはいかがでしたか?皆様のご意見・ご感想お待ちしております。
サッシャさんのご協力により実現しました、トーマス&パートナーズの文化ニュース、海外アーティストの活躍に目をつけている日本の企業の方々にも、きっと耳寄りな情報があるはず!どうぞお楽しみに!

トーマス&パートナーズとは?
ベルリンの若手法律家、ラファエル・トーマスにより創立されたベルリンを活動拠点とするコンサルティング会社。NHKからの委託で番組制作、通訳などを行うほか、最近では黄金の20年代音楽で知られるドイツの国民的人気歌手、マックス・ラーべの日本初公演をオーガナイズした。日独アーティストや企業の海外活動のマネージメントから、2006年W杯関連の仕事まで幅広く請け負う。

URL: http://www.thomas-and-partners.de/