芸術&文化ブログ、久しぶりの更新となりました!
今日のテーマは、少し前の話になってしまいますが、1月30日~2月25日まで続いた、マックス・ラーベとパラスト・オーケストラによる「パラスト・レヴュー」最終公演について、熱~く語りたいと思います!5月の再公演が待ちきれないという方も、「えっ誰それ?」という方も、これを機会に、現代ドイツが生んだ最後のジェントルマンを、さらに知って下さいね。



さてさて、ベルリンの中心部、フリードリヒ通り駅の目の前に建つアドミラル劇場で、約三週間にわたって行われた同公演。現代に蘇る黄金の二十年代音楽、凝った舞台芸術と幻想的な照明、絶妙に散りばめられたアイロニーは、エキゾチックで、ワイマール共和国時代のベルリンにタイムスリップしたみたい!

観客が席につき照明が落とされるや否や始まった曲は「Mach mich gluecklich」。ショー等でもよく使われる曲なので、聴きなじみのある方も多いでしょう。彼らの登場にふさわしい、晴れやかな曲です。

この曲で一気にテンションが上がった観客に、ヴォーカルのマックス・ラーベが挨拶。

「紳士淑女の皆様、こんばんは。(ちょっと勿体ぶって)僕たちが来ましたよ。
そして、すぐには行きません!」

期待させてくれる言葉の後に、音楽が続きます。

「Ich brech' die Herzen der stolzesten Frau'n」で、どんな女も打ち落とす色男を、反対に次の「Erstens kuess' ich nicht」ではサッパリ女に相手にされないのに強がってみせるちょっとイタい男の姿を、軽快なテンポに合わせて歌います。

「Bel Ami」や「Ich steh' mit Ruth gut」といった名曲が続き、「Hallo, was machst Du heut' Daisy (You are driving me crazy)」では20年代風ラインダンスの踊り娘たちが登場!その姿は、マレーネ・ディートリッヒが出てくる頃の、古い白黒映画を観ているみたい。

七曲目の「Salome」は、東洋風フォックストロット。「本来、東洋にフォックストロットはないのですが…」と前置きしてから歌うマックス・ラーベに、どんな曲だろうと半信半疑で耳を傾けてみると、これがすごくイイ!ヴォーカルの美声に思わず酔いしれてしまう一曲です。

次の陽気な「Wer hat Angst vor dem boesen Wolf?」は楽士たちの遊び心がイッパイ。遊び心といえば、「僕たちも、ついにポップ音楽に手を出すようになりました」とサプライズ発言をして歌いだしたのは「Sexbomb」。Tom Jones&Mousse Tの♪Sexbomb, sexbomb, you're my sexbomb And baby you can turn me on ♪というあの曲ですが、マックス・ラーベVersionはやっぱり、フツーじゃない。サビの部分を歌いながら次々と高低にオクターブを変えていくのに、あまりの正確さと自然さに、その場では気がつかないほど(後でCDを聴いて気づきましたが。いつだか、ポップ界の女神マライア・キャリーは本当か嘘か7オクターブ出せるのだと聞いた ことがありますが、彼は一体どんな声域の持ち主なんでしょう)



休憩後は、ヴァイオリニストのハネさんとのダンスも見せてくれる「Ich tanze mit Dir in den Himmel hinein」、メロディアスでつい口ずさんでしまう「Mein Gorilla」、ヘタウマで歌詞も笑える「Nichts von Bedeutung」、ドイツ人なら誰でも知っている「Klonen kann sich lohnen」「Mein kleiner gruener Kaktus」などが続き、一度は退場したものの、ブラボーコールと鳴り止まぬ拍手で再び登場!
ラグジュアリーな宵の締めくくりにピッタリの「You're the cream in my coffee」、静かな「Donna Maria」で幕が閉じます。

東京公演 5月26日 大阪公演 5月25日
詳細は森田オフィスHPをご覧ください。

ベルリンの「パラスト・レヴュー」は終了しましたが、彼らはこれからもきっと私たちに驚きと感動を与えてくれるはず!五月には東京・神戸にて再来日公演も控えているマックス・ラーベと十二人の楽士たち。これからも注目のアーティストです。

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日本語サイトも近々完成予定!幼少時代のラーべさんがKNUT級に可愛いです。

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